i'm a teapot

世界のおもしろいこと こっそり広げる

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『ホモ・デウス』は人類史のネタバレ本

なぜホモ・サピエンスはこんなにも繁栄したのか、そして私達ははどこへいくのか。『ホモ・デウス』には人類史という物語の”ネタバレ”が書いてある。 ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来 作者: ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田裕之 出版社/メーカ…

60年前に書かれた本が今も面白い理由 『幼年期の終わり』

古くなっても古びない本に、ときどき出会う。 1953年に発表された『幼年期の終わり』もそんな一冊だ。「ある日、宇宙から人類を遥かにしのぐ知的生命体が訪れる・・・」という設定自体は超がつくほどありふれた設定で、もはや何の新鮮さもない。ところが…

”何か”としか表現できない感情/『かがみの孤城』

「この感情はなんだろう。」 2017年の「新潮文庫100」のコピーがいい。なぜ小説を読むのか、私の理由がこのコピーに凝縮されている。私の欲望はシンプルで「まだ経験したことない感情」を知りたい。そして「自分がそこに立ったときにどうするか」を想…

”論理”からの解放 デザインとは? 『デザインのデザイン』

「デザイン」とは何か。オシャレな装丁を施すこと?そして購買意欲そそるようにすること?実は、デザインと思っていたものはデザインの一側面にすぎず、デザインの仕事とは、人間の欲望に則りコミュニケーションの質を高める環境を作ることだというのは新し…

"炎上"の誘惑 その危うさ/『モンスターマザー』

「今のところ、いじめが原因で自殺したとは確認できていません」 いじめとの因果関係を否定する学校の記者会見を見る度に、反射的に「何か隠してるにちがいない・・・」と感じる、そんな人にこそ読んでほしい。実はその意識(あるいは無意識)こそ、事実をね…

そろそろ“カン”で教育政策を決めるのやめませんか?/『「学力」の経済学』

これまで教育の政策を評価する基準がなかった。 たとえば、「ゲームは悪影響?」「ご褒美でつるのは悪?」「35人クラスの方がいい?」etc・・・議論されるものの、これまでは“教師のカン”で決まってきた。 そういう現状にメスを入れ、「教育にエビデンス(…

ルールは変化する

あなたが好もうが好むまいが技術は進歩するし、世界のルールは変わる。 私たちが選べるのは変化を「怖れる」か「楽しむ」か、そのスタンスだけだ。 「今のルール」がもっとも変わりそうな分野はips細胞を中心とした再生医学。そして、もうひとつがロボット工…